【コラム4】分身を持つ人だけが勝つ?AI活用の裏側
AIに課金して、
毎日、新着情報を追いかけて、
流行りのプロンプトを試して……。
本当にお疲れ様です!
正直なところ、
「もう情報が早すぎて、
追いかけるだけでお腹いっぱいだよ」
って、疲れていませんか?
かつての僕もそうでした。
「これを覚えないと置いていかれる」
「このツールを使えば劇的に変わるはずだ」
そう自分に言い聞かせて、
画面にかじりつく毎日。
でもね、ふと立ち止まって
考えてみてほしいんです。
「それで、あなたのAIのアウトプットは、
本当に『あなたらしく』なりましたか?」
っていうお話し。
はい。
今日は、テクニック云々の前に、
「AIを使いこなすための大前提」
について、かなり本質的な話しを
しようと思います。
「その他大勢」の解答から抜け出せない理由
ChatGPTやClaude、Gemini。
これらに会話をさせて、
プロンプトを一生懸命工夫して。
「よし、これで完璧だ!」
と思って出力ボタンを押す。
でも、出てきた答えを見て
「……なんか、普通だな」
「どこかで見たことあるような、優等生の回答だな」
って感じたこと、ありませんか?
これ、なぜだと思います?
「プロンプトが甘いから?」
「AIの性能がまだ足りないから?」
いいえ、違います。
答えはもっとシンプル。
「あなたという前提」が、
AIに全く伝わっていないからです。
ぶっちゃけ
ネットに転がっているようなテンプレートや
誰かが作った「最強のプロンプト」をそのまま使っても
出てくるのは「その他大勢」の平均値でしかない。
それは、あなたのアウトプットではなく、
ただの「AIの平均値」。
ここ、めちゃくちゃ大事なポイントですよ。
AIは「エンジン」に過ぎません。
エンジンをどう回すか、
どんな燃料を注ぐかは
すべて「前提」にかかっているんです。
じゃあ、その前提って?
「3万文字の自分」を書き出すという狂気
ここで、僕のちょっとした体験談を
お話ししますね。
とある起業家向けの講座で、
こんな課題が出されたんです。
「自分の強みや、売れる素材を見つけるために、
過去の体験・経験をすべて書き出してください。
文字数の目安は……3万文字です」
3万文字!?
聞いた瞬間、「本当ですか!?」って
聞き返しましたよ(笑)
原稿用紙にして何十枚分?
でも、僕はやりました。
あ、ちなみに僕はその塾に
入っていたわけじゃないんですが
「これは面白そうだ」と思って、
勝手に挑戦したんです。
カフェにこもって、
ルーズリーフを何枚も広げて。
僕の人生を、記憶の奥底から
引きずり出す作業。
・泥だらけになって遊んでいた幼稚園・保育園時代
・何かに熱中し、初めて挫折を知った小学校時代
・反抗期と、言葉にできないモヤモヤを抱えた中学時代
・青春のすべてを捧げた高校、そして大学
・社会に出て、揉まれて、葛藤した20代から40代……。
これらを、とにかく細かく
「その時、どう感じたか?」
「なぜその行動をとったのか?」
まで、執筆していったんです。
手書きでガリガリ書いていると、
面白いことが起こるんですよ。
「あぁ、そういえばあんなことあったな」
「あの一言が、今の自分の価値観を作っているんだな」
っていう
自分でも忘れていた記憶の断片が、
次から次へと溢れ出してくる。
気づけば、ルーズリーフは22枚。
文字数にして2万文字を優に超えていました。
分身を創る「通過儀礼」
さて、ここからが「AI活用」の本番です。
この大量の手書きメモ。
これをパソコンに打ち込むのは……
さすがに心が折れますよね(笑)
僕も、そこまでの根性はありません。
そこで僕が使ったのが、
LINEの「文字起こしばりぐっどくん」です。
ルーズリーフをスマホのカメラで
「パシャっ」と撮って、そのまま送信。
すると、AIが瞬時にすべての文字を
テキスト化してくれる。
それをまとめて、一つのファイルにする。
これが、僕の「パーソナルナレッジ」の核に
なりました。
次に、このファイルを
ChatGPTやClaudeに読み込ませます。
この時点で、誤字脱字があっても
AIは、文脈を拾ってくれます。
そして、こう問いかけました。
「僕の人生年表を読んで、
客観的にフィードバックをしてほしい」
たったこれだけです。
複雑なプロンプトなんて必要ありません。
すると、AIは僕の人生を構造化し、
表にまとめ、僕が大切にしている「価値観」を
僕以上に鮮やかに言語化してくれました。
その中で、一つ忘れられない
フィードバックがあったんです。
「ヒロは、『行動』しています。
ただし、その一方で、実は『行動するまで』が
極端に遅い傾向がありますね(笑)」
これを見たとき、
「うわ、俺のことよく分かってるじゃん……!」
って、震えましたよ(笑)
というか、
笑いが止まらなかった。
AIが「ただのツール」から、
「僕という人間を深く理解したパートナー」
に変わった瞬間でした。
「分身」を持つ人だけが、勝負の土俵に立てる
この「自分だけのデータベース」を
読み込んだ AI。
それこそが、
あなたの「分身(alter ego)」です。
一度この状態を作ってしまえば、
AIのアウトプットは劇的に変わります。
あなたが何か文章を書こうとしたとき。
企画を考えようとしたとき。
分身であるAIは、
「あなたの過去の失敗」を知っています。
「あなたが大切にしている哲学」を理解しています。
「あなたが思わず熱くなってしまう言葉」を選んでくれます。
もはや、情報のキャッチアップに
疲弊する必要はありません。
世の中の流行りを追いかける前に、
「自分の内側」にある資産をAIに預ける。
これが、これからの時代に勝つための
「最短ルート」なんです。
最近では、Claudeの「Projects」機能のように、
特定の指示(カスタムインストラクション)を
AIが常に読み込んだ状態で
対話ができる環境も整ってきています。
「Claude.md」のようなファイルに
自分の定義を書き込んでおけば
AIはいつでも「あなた」として振る舞ってくれる。
これ、活用しない手はないと思いませんか?
最後に:あなたは何を「燃料」にしますか?
情報が溢れ、AIが
誰にでも同じ答えを出す時代。
だからこそ
「あなたしか知り得ない情報」
「あなたしか体験してこなかった物語り」
が、最大の価値になります。
3万文字、とまではいかなくてもいい。
まずは、自分の人生の棚卸しを
してみてください。
それをAIに注ぎ込んだとき
あなたのAIは、世界で唯一無二の、
最強の「分身」へと進化します。
「AIを使って何をさせるか」の前に、
「AIに自分をどう理解させるか」。
この視点を持つだけで、
あなたのビジネスも、人生も
もっと楽に、もっと面白くなるはずです。
さぁ、あなたも「自分だけの分身」を、
創り始めてみませんか?
【ポイント】
・AIの出力が「普通」なのは、自分という前提(パーソナルデータ)を渡していないから。
・自分の過去を徹底的に言語化することで、AIが自分を理解する「燃料」になる。
・手書きのメモも、現代のツールを使えば一瞬でAIのナレッジに変えられる。
・「分身」を持ったAIは、唯一無二のアウトプットを出す最強のパートナーになる。
ではでは、また次回。
追伸:
AIに渡すべきパーソナルな情報は、
もっとありますよ!
ぜひ研究してみてください。
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